各曲論 独り言①

久々に書き散らしたい気分になったので、書いてみようと思う。 一応今は就活中の身で、内定はまだ貰えてないけれど、ある程度方向性とか内定をいただけそうな企業というのが見えてきている段階である。不安な戦いは依然続きそうだが、自分の将来が目に写りも…

国内ひとり西遊記 ⑤あけぼの

潮岬で見た初日の出 備後落合からは、一日三往復の区間に入る。(備後落合~東城間)昔ならこういう区間に乗れるだけ興奮していたのだが、今は疲労の方が勝る。冬至に近い時期の西日本は日の出がとても遅く、七時になってやうやう明るくなりゆく感じだから、…

国内ひとり西遊記 ④砂の鏡

ロープウェイ山麓駅がある集落は実に鄙びていた。バス停の真向かいに旅館があるが、廃業しているような雰囲気があり、その看板には「団体様のご宿泊も承ります」との趣旨の文言があって、時代の流れを感じた。多分、この辺はロープウェイも含めて、バブル前…

国内ひとり西遊記 ③石鎚山(下) 天狗岳

弥山側から見た天狗岳への稜線 夜明峠の付近は開けた地形で、道の脇に寄れるほどの道幅があったのは幸いだった。痛みだした足を思って、一時停止することにした。この痛み、丹沢の大倉尾根で経験した痛みと同じ感触だった。しばらく休むことにした。 その間…

国内ひとり西遊記 ②石鎚山(上)~参宮と試しの鎖~

試しの鎖 時計は大体4時20分を指していた。まあ区切りが良いのでここで起きることにした。地面を見る限り雨は降っていないが、星や月が見えないから、曇っているのかもしれないと思った。公園の東屋の下には正方形の木椅子があり、その横と東屋の屋根の軒先…

国内ひとり西遊記 ①西へ

前回谷川に行った。これはすべて石鎚の前哨戦である。石鎚山は愛媛県西条市にある最高標高1982mの山である。古くから修験道といった山岳信仰が今なお息づく歴史ある名山であり、日本百名山にも選ばれている。頂上は弥山(1974m)だが、最高峰は弥山の先のナ…

年末の谷川岳④ 12月22日 Sail on, Silver !

ふと目を開けると、不快なまでに眩い蛍光灯の白が視界を突き刺してきた。土樽駅は夜中中光をつけっぱにしているらしい。腕時計を見れば5時15分を指していた。そろそろ潮時だろう。まだ寝たいという欲を抑え、目をさすりながら朝飯の準備に取り掛かる。 野宿…

年末の谷川岳③ 12月21日 ~錯誤と試行~

土合駅名物の階段 2019年12月21日 8:37 長岡行の鈍行は暗闇の中の停車場に停まる。言わずと知れた、上越線土合駅の下りホームである。上越国境の山嶺を貫く新清水トンネルの真ん中にあるこのホームは、地下70m、462段の階段によって外界から隔絶されている…

年末の谷川岳② 11月30日

紅葉の大倉尾根 今回の記事では、前回に引き続き、谷川に行くまでの経緯を書き記そうと思う。前置きが長くて申し訳ないが、外せない出来事が多々ある時期でもあった。 2019年11月30日 8:30AM 小田急渋沢駅 私がなぜこんなところにいるのかと言えば、冬山を見…

年末の谷川岳① 逡巡

ついに来てしまった… 上越線で水上まで来たとき、改めて遠くまで来たことを感じた。いくら19年度の冬が暖冬といえども、ここまで来ると、車窓の山々も白く化粧づく。平野の九州人が滅多に見ることがない、白銀の世界がそこにはあった。水上駅周辺でさえ全く…

はじめに

はじめまして。このブログでは、これまでの自分の一人旅の記録などを中心に、徒然なるままに書いていこうと思います。登山や乗り鉄ネタが中心です。皆様のちょっとした気の慰みになれたら嬉しいです。どうぞよろしく。